【検証】流行りの眉になったら本当にモテ度が増すのか - ひにログ
「私は毎日大満足に眉毛を描くことができています。」
こんな人は世の中にいるのだろうか。
私が眉毛を描き始めておそらく15年超。「今日はうまく書けたぞ!ばっちりだ!」なんていう日はほとんどないに等しい。
真似メイクで有名な、ざわちんさんや梶さんのブログを読んでも「眉毛は一番大事」と言っている。美容雑誌や女性誌でも「今更聞けない!眉毛の書き方特集」とかもう100回以上は見ている気がする。今ドキは眉毛専用のサロンまであるらしい。やはり、みんな眉毛には困っているのだ。
みんなが困っているということは、眉毛がちゃんと書けている人ってかなり少ないのではないだろうか。
それに「眉毛」が一番大事ってことは
「眉毛がちゃんと書けていると美しい」=モテる
ってことになるのではないだろうか!
一握りの「眉毛ちゃんと書けりスト」のみがモテているのだとしたら、これまで私が30年間モテなかったことにも十分納得がいく。
私がモテないのは眉毛が悪かったのだ。
というわけで、私も「眉毛ちゃんと書けりスト」になるべく!徹底的に流行のモテ眉を目指してみることにした。
流行のモテ眉ってなんだろう
私が初めて眉毛をいじったのは中学1年生ごろだった。
当時は安室ちゃん大人気の時代で、極細眉が全盛だった。みなこぞってこれでもか!と眉毛を抜きまくっていた時代。
そう、あの頃は基本抜いてりゃよかったのである。現在アラサーの私の世代は眉毛を整える時のやりがちなミスとして、抜きすぎる、剃りすぎるが確実にあると思う。以下は、去年私が実際にやってしまった例である。
「朝青龍」・・・・。眉毛を失敗すると、朝青龍関になるだなんて眉毛の威力、やはりハンパない。
眉毛はかなり流行があり、私が中学生の頃は極細眉、その後は中島美嘉に代表される薄眉などを経て現在は、「太め眉」「短め眉」「平行眉」「ボサ眉」この辺りが流行なのではないだろうか。
眉を変えるだけで旬顔に!平行太眉の作り方 | ハウコレ
AKBの子達に多い「困り眉」もこの一種である。
つまりトレンドは「太めでナチュラルでまぶたと平行な感じ」で合っていると思う。
モテるためには流行に乗ることは必要だ。
そのためこれを軸にいろいろと見ていたが、色んな方法論があってどれが正解かいまいちわからない。
そんな時見つけたのが、
「資生堂のゴールデンバランス」
ゴールデンバランス理論|美容の情報|ワタシプラス/資生堂
これだ。日本人の顔を知り尽くしている老舗メーカーのゴールデンバランスである。
よし!私の眉毛もこのゴールデンバランスによる黄金比を目指してみよう!
眉毛のゴールデンバランスを目指す
資生堂のゴールデンバランスを理解するにはこの画像を見てもらうのが良いだろう。
出典:https://www.shiseido.co.jp/beauty/dictionary/basic/mu.html#blow
こういうの美容雑誌にもよくある。こんなのわかんねーよ!自分の顔に線でも書けってか!って思っていつもやらずじまいだった。ぶっちゃけ
「なんだこれ・・・・・・めんどくせえ。。。」
そう思い続けていた。。
そうか、それがいけなかったのかもしれない。
一握りの「眉毛ちゃんと書けリスト」たちは顔に線を書いていて学んでいたのかもしれない。これは反省だ。
というわけで、顔にゴールデンバランスを書いてみた。
色んな雑誌とかでもよく見る「小鼻の横から目尻を結んだ延長線上」ってのを手始めにやってみる。
「小鼻の横から目尻に向かって線を引く」って、頬骨の凹凸をどう処理すればいいの!?
わかんない。けどとりあえず引く。すごい難しい。顔に定規を当ててまっすぐに線を引くのがつらい。人の顔は平面では無い。
眉頭は目頭の真上・・・。かなり削ることになりそう。大丈夫か。
眉山は白目の終わりの真上・・・。本当にここでいいのか。。
眉頭と眉尻の高さは水平な一直線・・・。まあ、いいや引いてみよう。
できた。
なんだろう、筋肉少女帯の人みたいになってしまった。趣旨が違う。
四の五の言っていても仕方がない、かなり疑問だけど、これに合わせて眉毛を描いてみよう。
できた。
これでいいのだろうか。筋肉少女帯のままでは判別がつかないので、ざっと消してみた。
ゴールデン?ほんと?
画像の人と全然違うぞ。どうなってるんだ、ゴールデンバランス。そして眉毛を消したら露わになる消えた眉頭。こんなに消して大丈夫だったの?
もし、これがゴールデンバランスだとして、毎日線を引いて書くとか無理。
正直ガイドの線を書くだけで15分はかかった。だめだ、こんなんじゃ継続できないし、納得いかないし、そもそもこれじゃ継続してモテないじゃないか。やめだやめだ。
あのアイテムに手を出してみる
資生堂ゴールデンバランス理論は大変すぎて私には合いそうにないので、なんかヒントは無いか出かけてみることにした。
原宿に来て街の人を観察。人の眉毛は上手に見える。
さすが原宿である。みんな「眉毛ちゃんと書けりスト」なのかもしれない。おしゃれの聖地原宿にいるだけある。
原宿の「眉毛ちゃんと書けりスト」たちを見ていてもモテ眉への上達のヒントはなさそうだったので、逃げるように新宿の東急ハンズへ。
美容グッズコーナーをさまようこと数分。忘れていたよ、私。
若いころから普通に売っていて様々な種類があるのに、これを使って眉毛を描いているよって人を聞いたことが無いアイテム。正式名称はわからない。
「眉毛に当てて塗りつぶすやつ」
そうだよ。これがあったじゃないか!
とりあえず、同じシリーズで3種類売っていたので買ってみることにした。
美眉テンプレートを試してみる
このアイテム、「美眉テンプレート」というらしい。なるほど。たしかにテンプレートだ。
エレガント、ナチュラル、ピュアの3種類をゲット。エレガントはなんだかフェミニンだ。流行っぽくないし、除外しよう。
よくよく見たら、ナチュラルとピュアがほぼ一緒の眉毛の形なので、「ピュア」を使ってみることにした。
ピュアを試す
説明書を読むと要は眉間にテンプレートを置いて眉毛に合わせて塗りつぶせばいいらしい。
思った通りだ、早速やってみよう。
眉毛と合わねえ・・。むしろテンプレートからあんまり眉毛みえない。
とりあえず、それっぽい所に固定して塗る。
アイブロウパウダーで埋めるって書いてあるけど、このテンプレが邪魔で全然パウダーのらない。
ペンシルで塗ってみる
できた。
ん、ん、ん???
こ、これはなんだろう。極太眉だとしても違和感が半端ない。
ピュアって、いも姉ちゃんぽくなるってこと?
ゴールデンバランス以下の出来栄えだ。
これでは、ナチュラルでも結果は一緒だろう・・・。
やっぱりテンプレートなんかには頼れないのかな。
もったいないし、捨てるつもりでエレガントも試した。
エレガントを試す
要領はさっきと一緒だ。眉毛に当てて、ペンシルで塗る。
できた。
あ、あれ?こっちの方がなんかそれっぽいよ!
途切れているところあるから、そこを塗る。眉マスカラを重ねる
わーなんだか今ドキな太め眉だよ!これだよ!女性誌によく載ってるやつ!
まさかの予定外のエレガントの仕事っぷり。例になっている女性の眉毛とは似てないけど、これはいいんじゃないの!
ゴールデンバランスにも近い!うん、これだ!これなら、塗りつぶすだけでモテ眉だ!でかした、テンプレート!
流行のモテ眉なのかどうかをチェック
これだけうまく書けてるし、ゴールデンバランスにも沿っているし、私も「眉毛ちゃんと書けりスト」の仲間入りだ!
でもうまく書けたからって、モテないと意味はない。
もう片方の眉毛をいつも通りに書いて(こちらは30秒で完了)
どちらがモテそうかどうか、「アンサー」で聞いてみた。即レスアプリらしいので、すぐに結果はわかりそう。ふふふ、まあもちろん結果は見えてるけどね。
眉だけで判断してもらうために目は隠した。
さて、投票開始だーーー!左だよね、どう考えても左だよね!?
投票開始
うん、うん、え?あれ?右?え?
ちょ、ほんと?なんで?右ばっか?
女性は左の意見も多し・・。
ということで、計34名に答えていただいた結果・・・・
結果発表!!!!!!!!!
完全に予想外の「いつも眉」の圧勝・・・・・・・・。
男性でモテ眉がいいと言ったのはたったの1名。
女性はモテ眉派一定数いるものの、右の方がかなり多い。
ということは・・・
【結論】モテ眉にしたら私は一層モテない!
興味深いご意見として以下頂きました。
巷の美容雑誌とか、これ?どうしてくれんのよ。もう何もかもが信じられなくなったよ。別にモテのためだけの化粧じゃないかもだけど、いわゆる「モテ眉」のこの男性からの不人気さは目を見張るべき結果。
ゴールデンバランスから美眉テンプレートの大量の時間と手間を、
たったの30秒のいつも眉に負けるなんて・・・。
もうどんな眉毛が正しいのかを考えるのがつかれたので、前髪をがっつり作って
削りすぎた眉頭もろとも隠すことにした。
もう!!!声を大にして言いたい。
「どうやら、流行の太眉は全然モテないらしいぞーーーーーー!」