めしばな刑事タチバナ:「80年代お菓子の話」や「ファミレスワンコイン飲みのバリエを競う」とかどうでもいいけど身近すぎる食の話をしてる漫画が人生の共だ
「トイレのお供の本」
ちょっと長くなるかもな…そんな時にわたしが必ず手に取る漫画シリーズがある。
「めしばな刑事タチバナ」だ。
袋入りラーメン、コロッケそばのよさ、牛丼チェーン比較、80年代ドリンク…
実際にある、我々にとって身近すぎる普段着のグルメが題材の漫画だ。
「美味しんぼ」の小難しさは皆無、「孤独のグルメ」のようななんとも言えない読後感もない。
警察署で「メシバナ」を使って被疑者を落としたりすることもあるが、メシ好きの刑事「タチバナ」が数々の情報提供者(檀家)たちととにかく「その辺にある」メシの話を延々としているだけの漫画。
檀家にはラーメンの話をするチンピラ、カレーの話しかしない早川くん、喫茶店ネタで必ず登場するヤクザの組長などがいる。
「どうすればチェーン店の朝食メニューをお得に美味しく制覇できるか」
「ファミレスワンコイン飲みのバリエを競う」
「冷凍食品が大好きな引きこもりと冷凍食品の知識でバトルを行う」
「自殺しそうなうだつの上がらぬおっさんに、80年代お菓子の話をして思いとどまらせる」
「のり弁についてくるのはソースがいいか、しょうゆがいいか」
大体がそんなテーマ。
週間アサヒ芸能で連載されているため、普通であれば出会うこともなかったであろう漫画だが、
めし好きの友人が3巻が出た頃に教えてくれた。
以来、欠かすことなく買い続けている。
何回も読めて、ちょっと何かに詳しくなって、自分の生活のルーチンが少し楽しくなるマンガって意外とないと思う。
しかも意識は限りなく0に近い低さ。
「トイレが長くなる時に気分の1冊を持って」
だから、このシリーズは絶対に紙で持っている。
どの巻から買っても面白いから、「面白そうだな」ってテーマがあったらぜひ、読んでみて欲しい。
・17巻:冷凍食品オールスターズ
・20巻:ソース広域捜査
・10巻:駄菓子ズム
・15巻:ふりかけ・ブラボー!
あたりは個人的に間違いがないと思う。あめ玉アメイジングの回も個人的には大好きだ。
とりあえず、次のトイレのお供にいかがでしょうか。