トッピング乗せ放題がたったのプラス160円!ありえない駅そばを食べにいく
クリスマスなのに、残業。クリスマス、何の予定もないけど、予定がある振りがしたい。
日本全国の内、少なく見積もっても3000万人くらいが該当しそうである。
さて、先日こんな記事を見つけた。
「こんなの初めて」はこう使えば男は落ちる! | マイナビニュース
男性の好きなフレーズの1つに「こんなの初めて」があります。
「こんなに楽しかったの、あなたが初めて」
「ここに来たの、初めて」
「こんな素敵なプレゼント、初めて」
などなど、恋愛の上級者は様々なシーンで「初めて」を使って男性たちを魅了しています。
男性は、「こんなの初めて!」というのに弱いらしい。
なるほど。「こんなの初めて!」言ったことない。だから私は恋愛上級者にはなれなかったのかもしれぬ。
そうか、何に付けても「こんなの初めて!」って言えばよかったのか。
よし!一人でもどうにかして、「こんなの初めて!」と言ってみたい。
それだ!それでクリスマスの予定を作ろう!これで予定がある振りではなくなる!よし!
ただ、生まれて30余年、初めてなことは段々減っているし、大掛かりなものはできない。
が、思い出した。
近所の立ち食いそば屋の暴挙のような張り紙を。
これである。
たった、+160円で7点(かき揚げ天、揚げ玉、ごぼう天、生玉子、春菊天、油揚げ、わかめ)のトッピングが出来るっぽい。
真ん中の「得」の文字が、ちょっと不安にさせる。
以前から、店の前を通りかかるたびに気になっていた。
この寒い中、そばで暖まるし、この張り紙が本当なら「こんなの初めて」体験できる気がする。
かけそば260円+160円=430円で出来るなんて、これはやるしかないだろう。
12/24クリスマスイヴ、早速行ってみた。
食券を買う。
でかでかと「のせ放題」と書いてある。
ざるそばが1つで370円であることを考えると、本当にたったの430円で7つもトッピングが乗せられるのか不安だ。
店に入って食券を渡すと、おじさんにこの紙を渡された。
乗せたいものにチェックをせよとのことである。当然すべてにチェックをして出す。
もしかして、ミニサイズのかき揚げがちょこちょこ乗っているだけ、とか、なんかそういうカラクリなのかなぁとか思いながら、待つこと2分。
「のせ放題のお客さん!」と呼ばれた。
店内の目線が一気に集中する。恥ずかしい
さて、肝心の、乗せ放題そばはというと・・・・
こちらである。渡される時、おじちゃんに
「きつね(油揚げ)埋まっちゃっているけど、これ奥に入っているから!」って元気に言われた。
確かに全然見えない。
水平に撮ってみた。
おかしい、そばなのに、なんだか立体的だ。そして、そばの姿は全然見えない。
まさに「こんなの初めて」である。
しかも、430円でこの大盤振る舞い。430円って、スタバでカフェラテのグランデ買うくらいの値段だと思う。これは幸せすぎる。
早速食べよう。
びくともしないごぼう天
奥から引きずり出されるそば
顔よりでかい、油揚げ。
食べても食べても減らない。
そばを1度に掴む量がどんどん増す。
早く食べないと伸びる!これは伸びるぞ
そして、最後の砦、春菊天に手を伸ばす
でかい、やはりでかい。
もう何を食べているのか全然分からなくなってきたぞ。
水、み、水!
春菊天を食べ終えて、ラストスパート!と思ったら、絶望的な光景が
そこには揚げ玉と汁が混ざり合った異空間が・・・。ここまで食べたかきあげの残骸たちと揚げ玉のスペクタクルショー。
こんなショータイム、5分前、予想してなかった。
本当にごめんなさい。揚げ玉ショータイム、私の胃袋が全力で拒否してる。
ただ、ここまで食べるのに、だいたい7分。それだけのボリューム感はあった。
それに、一気に7つものトッピングをしてそばを食べるなんて「こんなの初めて」体験できた!
でも、いま、気づいたけど、駅そばで「乗せ放題そば」をひたすら食べて、「こんなの初めて(はぁと)」をやっても、たぶん男性ウケ、悪いのではなかろうか。
とにかくこんな寒いクリスマス、430円で得られる大盤振る舞いな幸せ、非常にお勧めである。
ごちそうさまです!ハッピークリスマス!